いつもと違った雰囲気に、構図取りの段階で少し戸惑った姿も。
画面からの見切れ方について一人ひとり講師とよく相談し、悩みを解決してから本制作に取り組みました。
人物を描く際に、長袖のときは衣服に隠れて実際には目に見えないパーツがあります。
見えないために、関節の場所がバラバラの比率になってしまいプロポーションが崩れてしまう場面が見受けられます。
(「プロポーション」とは、人体の場合、身体の各部位の大きさや位置関係がバランスよく配置されているかどうかを指します。絵画や彫刻などの美術表現においては、プロポーションが正確であることが作品のリアリティや美しさに影響を与えます。)
よって、ポーズ中に袖を捲ることで実際の関節の位置を把握したり、解剖学の書籍を読むことで少しずつプロポーションを合わすことを意識してもらいました。
ポーズの休憩中にはモデルさんに積極的に声をかけて、自分が感じた人となりを制作に生かすようにしています。
このたびの人物モデルさんは美大出身でした。
大学の様子や制作のことについてお話しを聞くことができましたね。
次回の人物実習ではどんな服装、ポーズでしょうか。お楽しみに。